今週の月曜日、フローラハンターズは全員で
塩害抑制研究の土壌分析を行いました。
サンプル数48本。これを分担して分析していきます。
リーダーが事前に計算したところ、かかる時間は100分。
授業は100分。これは大変だと考えたフローラ。
昼休みを10分早く終わらせ、授業開始のチャイム前から測定を開始しました。
たくさんのサンプルを記録用紙のどこに書けば良いのか、
手順はどうするとやりやすいのかを各自手探りです。
しかし慣れてきたのか半分を過ぎたら、予想したペースより
ずっと早いではありませんか。1人が専門に同じものを測定するという方法も
早さの秘訣ですが、見えない工夫もされています。
それが机上の配置。48本のサンプル同士が邪魔をしないように
間隔を開けて配置すること、各サンプルに専用のスポイトがつけること、
測定したらすぐ手の届くところに洗浄瓶や拭き取るペーパーを配置することなど
測定者の動線を想像して、使いやすい配置を心がけているのです。
これをデザインといいます。
ひとつの測定ではわずか数秒の短縮かもしれませんが
全体では10分以上早まるかもしれない。
そんな工夫が今回は大成功しました。
ところが焦ったこともあります。実験当日に測定器の校正をしたら
なんとまたエラー。頭を抱えました。水に浸けて洗浄し直してもエラー。
それもいきなり2台です。まもなく測定だというのになんてことでしょう。
そんな時、思い出したのが本家の草花班。同じ装置を持っているのです。
さっそく借用して事なきを得ましたが、もしなかったらどうなっていたことでしょう。
分析の山場は今週末。なんとかフローラに微笑んでもらいたいものです。