
こちらは沖縄の土で三和土サンプルを作っているチームの机上。
配合量を変えたサンプルを作る準備がいろいろされています。
しかし大きな課題があります。ひとつは、沖縄の土はまとまりにくく
さらに頼みのカルシウムも土壌に吸着しにくいのです。
したがって先輩のレシピ通りに作ると固化はしますが耐久性が劣ります。
そこで使いたくなかったニガリを少し投入。
この糊のようなニガリを加えることで耐久性がアップすることがわかりました。
しかしニガリは塩化マグネシウム。多く入れると塩素がたくさん流出していまいます。
そこで現在はニガリの添加量をさまざま変えたサンプルで試験中です。
もうひとつの問題はもっとたいへん。実はこの土はかなりの酸性土壌。
三和土から流出するカルシウム分でアルカリに傾いてしまうのです。
一般の畑なら中和されて問題ないのですが、
この土で栽培されているのは特産のパイナップル。
パイナップルは酸性を好む作物でpH7を越えると生育が悪くなるのです。
流出を防いでも農業ができなくなっては困ります。
したがって圃場でも作物に影響を与えない場所に
試験的にごく少し試すしかありません。
現在、大きくアルカリに傾かない方法を検討中です。
いいアイデアはありませんか?
頑張れフローラハンターズ!