広々とした温室前のカーポートに集まったのは環境システム科の2年生。
2人1組に分かれてプランターに土を入れています。
実はこれから二十日大根を栽培しようと計画しているのです。
農業高校生なのに二十日大根なんて
小学生みたいと笑われるかもしれませんが、これでいいんです。
実はこれ、ビジネスについて学ぶ科目。
教科書には難しい言葉や聞いたこともないカタカナ語がいっぱいで
どうもピンときません。それならば実際に自分でビジネスを体験したら
理解が早いのではないかと思い、毎年行っている学習スタイルなのです。
商品は二十日大根しかありませんが、栽培するには種苗費や肥料費、
さらに各種資材費や賃借料などが発生します。
このさまざまな種類の経費が経営を学ぶのに役立つのです。
また1ヶ月で収穫できるのも魅力です。
播種は次回。いよいよビジネス学習が始まります。
さて、この日は晴れて暑そうに見えますが、
気温は思ったより低く20℃ぐらいしかありません。。
緑に包まれた爽やかで清々しい空気の中での実習は最高。
絶対にみんな農業高校に入って良かったと思っているはずです。