温室の引き出しの中からこんな不思議な紙が出てきました。
しかしこの図を見てすぐに思い出しました。
これは2016年、当時の1年生の研究生フローラJr.が取り組んだ
研究について書かれている貴重なメモです。
この年、Jr.はクワイの水耕栽培研究に取り組んでいましたが大失敗。
失敗がわかったのはもう秋だったので、チームは頭を抱えてしまいました。
なぜなら研究の楽しさを1年生に知ってもらおうというのがJr制度の目的。
それが失敗してしまったら元も子もありません。
そこでチームは第2段のテーマを用意。チャレンジしてもらいました。
仮説はもっていましたが、成功する保証などありません。
今考えるとかなりの冒険だったと思います。
さてこのメモには何が書いてあるのでしょう。
実はJr.が挑戦したのは人気のキノコであるナメコの栽培。
人工培地で育てるのですが、電気刺激で発生を促そうというものでした。
この図に書かれているのは配線図です。確かCDのイヤホンジャックから
音声電流を取り出し、培地に電気を流しましたが、そのままでは大きすぎるので
エレキギターのボリュームスイッチを買ってきて途中に入れ、
抵抗を変えながら求める電圧に調整した記憶があります。
これはそのスイッチの配線を表したもののようです。
実験開始は11月下旬、いったいどうなったと思いますか?