昨日は青森県を低気圧が通過したため、強風が長い時間吹きました。
あいにくこの時期は畑に苗を植え付けるほんの少し前。
したがって植物のない畑はあっという間に砂嵐となります。
「風が吹けば桶屋が儲かる」ではありませんが
目に砂が入ってたいへん。しかしこの砂嵐はこの地域の春の風物詩。
畑に植物が植えられるまでしばらく辛抱しなければなりません。
さてこんな春の嵐の中で昨日、コンサートが開催されました。
もちろん嵐は解散しているので彼らではありません。
演奏したのは名久井農業高校郷土芸能部。
この地域の春祭りが行われ、そこで皆さんにご披露したというわけです。
郷土芸能部が演奏するといつも地域の皆さんがおひねりを下さいます。
これは素晴らしい演奏をしている証。コロナのため長い間
演奏を披露していなかった郷土芸能部ですが、
部員もたくさん入り華麗に復活しました。
フローラハンターズの代表も郷土芸能部の和太鼓奏者。
日曜日以外は休みなし。高校総合文化祭の全国大会を目指して
校内を走って足腰を鍛える様子は、文化部ではなく運動部です。
ところで春の嵐のコンサートはどこで行われたと思いますか。
実は目の前で優雅な姿を見せる名久井岳の中腹にある「法光寺」。
創建は平安時代、この地を訪れた鎌倉幕府の第5代執権北条時頼に
一夜の宿と食事を提供したことで曹洞宗別格地の称号を頂いている
かなり格式の高い寺院。大河ドラマで小栗旬さんが演じる
第2代執権北条義時は、時頼の曽祖父にあたります。
マンガ日本昔ばなしにも出てくる名刹ですが名農の目と鼻の先。
近くにいらっしゃった際はぜひ足を伸ばしてほしいものです。
名刹と和太鼓。きっと皆さん感動されたのではないでしょうか。
お疲れ様でした。