
名久井農業高校は全校で6クラス、300名もいない小さな高校ですが
自慢できるものがいくつかあります。そのひとつが郷土芸能部。
創作和太鼓を披露する文化部という名の運動部です。
かつてはたくさんの部員がいて休み返上で毎日汗を流していました。
演奏をご覧になった方は、皆さん料金を払ってもよいレベルと大絶賛。
地域のイベントや他校に招かれたりするのはもちろんですが、
突然八戸市内でゲリラライブを行うなど機動力も話題性も抜群。
自他ともに認めるパフォーマンス集団でした。
ところが全盛期に比べ生徒数が半減した今、新入部員が入らず困っています。
なぜならコロナのため演奏する場が極端に減少したため
1年生に思うようなPRができなかったからです。
しかし今春は規制が緩和。さらに経験された先生が指導を始めたこともあり
練習量が倍増。そのおかげで全校生徒の前で演奏できる力がまたついてきました。
先日、全校生徒の前で久々に演奏を披露した郷土芸能部。
初めて演奏を聴いた1年生や先生方はきっとびっくりしたと思います。
なぜなら、あのお腹に響く重低音は半端じゃないからです。
フローラハンターズの代表は郷土芸能部に所属していますが
先日聞いたらなんと生演奏の効果もあり7名の1年生が入部したと大喜びしています。
たかが7名ですが1年生が70名もない名農では1割にもなります。
そんなことで今年の放課後は練習場に飛び出していくようになりました。
噂ではゴールデンウィーク後半に地元で演奏会が開催されるとのこと。
部員が少ないので1年生も即戦力。指導する先輩も大変です。
さてこれは体育館の脇で出番を待つ太鼓たち。実はこの日は学校参観日。
来校された保護者の皆さんにも演奏を披露するため用意されたようです。
春は各地でイベントが目白押し。引っ張りだこの郷土芸能部です。