
これが何だか分かりますか?
三脚のように見えますが、Gimbal(ジンバル)といいます。
日本語では、軸を中心として物体を回転させる回転台というそうです。
カメラで動画を撮ろうとすると、どうしても手振れが発生します。
最近のカメラには手ぶれ補正機能がついていますが
歩きながら撮影すると補正しきれず、画面が乱れるのが当たり前。
でもこのジンバルはティルト(縦)とロール(回転)に加えてパン(横)という
3つの軸の振れを感知して補正する優れものです。
NHKの「世界ふれあい街歩き」という人気番組をご存知ですか。
世界中の都市をカメラを持って撮影して歩く2005年から続いている人気番組ですが
なんといっても印象的なのは歩いているのに揺れないスムーズな映像。
初めて見たときは驚きました。これが今でいうジンバル。
テレビ用のカメラは大きいため装置は20kgもあるそうですが、
今はこんなに小型の普及型も登場しています。
最初、三方向のバランスをとるのに手間がかかりますが
この三脚を手に持ちながら動画を撮影するとびっくりするぐらい画面が安定します。
さてこの装置も実は先輩フローラの財産。
頂いたものですが、研究班の活動記録はもっぱらスチール写真。
動画はほとんど撮らないので、この装置の出番はまずありません。
しかし今年で活動も最後。機会をみつけて活用したいと思います。
まずは美しい名農の農場散歩でもしてみましょうか。でも時間がない・・。