クリスマスローズが咲き始めたことをご紹介したばかりですが
なんとご覧のように雪が降りました。
さすがはクリスマスローズ。雪を従えてた姿が様になります。
さてこのところ、気温が高くなってきたのでホームセンターでは
ジャガイモの種イモが販売され、買い求めている人の姿をよく見かけます。
しかし青森の方はこの暖かさにだまされてはいけません。
さすがに植え付けるにはまだ早すぎます。
なぜなら晩霜(遅霜)にあう可能性が高いからです。
青森県の初霜の平年値は11月1日、晩霜は4月22日。
ジャガイモは土の中から芽を出してくるため、土の中にいるときは
霜が降ってもへっちゃら。しかし顔を出してから霜にあうと
芽が枯れてしまいます。幸いジャガイモには芽がたくさんあるので
別の芽が出てきますが、そうなると株によって生育スピードが異なるため
管理が面倒になります。それを避けるため、
一般的には晩霜の時期を過ぎてから植えつけるようにしています。
促成の早堀栽培ならともかく、種イモはもう少し家で保管しておきましょう。
ところで晩霜害が心配なのがリンゴやサクランボ。
暖かくなって芽吹いた花芽が霜にあうと結実しなくなってしまうからです。
温暖化により毎年少しずつ開花時期が早まっている青森県のリンゴ。
その分、晩霜害に遭遇する確率が高まっているのです。
フルーツの里の南部町も数年に一度は霜で収穫量が減少する霜害が発生しています。
クリスマスローズに雪が降った日の前日、霜害注意報が出されていました。
ちょっと心配です。