春になったとはいえ夜7時を過ぎるともう真っ暗。
見上げるとお馴染みの星座が出ているのでパチリと撮影してみました。
木で星座の一部が隠れていますが、なんだかわかりますか。
まずは黄色の矢印で示した左の星座。
ヒントは矢印を下がっていくとある特徴的な三つ星。
そうです。右に傾いたオリオン座です。
黄色の矢印はベテルギウス。赤い色が特徴の赤色巨星です。
この星を太陽の位置に置くと、木星の軌道まで飲み込むぐらい
大きな大きな星です。しかし赤色巨星は星の最後の姿。
したがって10万年以内に超新星爆発をして一生を終えると考えられています。
もしかしたらブラックホールになるのかもしれません。
ではピンクの矢印の星は何でしょう。
これはオリオン座のお隣の星座「牡牛座」のアルファ星。
名前をアルデバランといいます。この星はオレンジ色。
ということは青白い青年期の星から赤色巨星へと移行している途中なのです。
今後、もっともっと赤くなっていくと考えられています。
さてこの冬、「アルデバラン」と「ベテルギウス」という
ふたつの歌がヒットしています。広い空に星は無数にありますが
こんな隣同士の星がタイトルになるとは偶然だったのでしょうか。
オリオン座のベテルギウスは誰でもすぐ見つけられます。
そして三つ星を左に伸ばしていくとアルデバラン。
誰かに教えてあげると喜ばれるかもしれません。
なおオリオン座も牡牛座も代表的な冬の星座。
見るならいまのうちです。