
先日、お菓子を手に入れました。
これは昔から青森県にあるリンゴのお菓子。
リンゴを丸ごとバームクーヘンで包んでいる人気商品です。
よく見ると数量限定という表示。理由はリンゴの品種にあります。
使われているのは「紅玉」。甘酸っぱいことからアップルパイなどに使われます。
これなら甘さと酸味が味わえて美味しいはずです。
このようにお菓子と出会って人気となった紅玉ですが
子供の頃に食べたリンゴは紅玉、国光だけ。
ふじと違い甘さがないので、あまり美味しいと思ったことはありませんでした。
ただ芯をくり抜いた紅玉に砂糖とバターを入れて
石炭や薪ストーブの上で作ってもらった「焼きリンゴ」は絶品でした。
さて紅玉の別名は南部では満光(まんこう)、津軽では千成(せんなり)。
1800年代にアメリカで見つかった古い品種で、日本には明治に入ってきています。
今もあかぬけない顔をしていますが、調べてみると
現在は最高の食材と認められ、意外と高値で販売されています。
田舎者がいちやくスポットライトを浴びたシンデレラストーリーのようです。
したがってこのお菓子も紅玉を使った方が100円高でした。
さて明日は今年度最後の学会主催の高校生発表会、そして水質分析。
名農生はお休みですが、メンバーは登校します。
もちろん発表会には頼りになる野菜班も参加。
このお菓子は、そんな彼らのもぐもぐタイムに登場するかもしれません。