この5名は環境システム科2回生。2代目環境班です。
2015年、先輩の水質浄化研究のサポートしながら研究活動を行い、
総理大臣賞受賞などものすごい活躍を目の前で見せられた彼らは
同じサンパチェンスを活用した空気浄化システムの開発に取り組みました。
先輩を乗り越えるため違う視点で勝負したかったからです。
しかし水と違って空気の変化は、なかなか数値になって現れてきません。
間違いなく空気浄化はできているのですが、
広い部屋の空間ではサンパチェンスの能力が間に合わないのです。
それでも東日本大震災の被災地にある仮設住宅や
町内の公共施設に花をたくさん届けるなど熱心に社会貢献を行いました。
そして彼らはこのユニークな研究で2016年の農業クラブ県大会に出場しています。
結果は残念ながら敗退。ちょっとがっかりしたのですが、そんなことは想定内。
それ以上のビッグプロジェクトに取り組んでいたからです。
それが京都大学と協働研究している「雪国向きLED信号機」。
実は中央の女子は、2年生の時、3年生の女子の先輩と協力して
京都大学で開催されたテクノ愛コンテストに出場してグランプリを受賞。
その後、協働研究まで発展していくのですが、彼女はその企画の張本人なのです。
口数の少なかった彼女ですが、ものすごい特技がありました。
それはどんな大舞台でもまったく緊張しないこと。常に平常心なのです。
さらに原稿や台詞をまったくかまみません。こんな人は見たことありません。
この特技を活かして彼女を発表者に立てたチームは
全国高校生観光甲子園で「戸の里のミステリーツアー」を披露し見事優勝。
後に夏目三久さんがMCの「あさチャン」が、まる2日間も取材にこられ
長々とテレビにも出演しています。
この年は、農業クラブの東北大会に出場することはできませんでしたが
3年連続校内代表とバトンはしっかり繋げました。
そんな彼女を含め5名中2名が大学進学をしています。