3月1日は名久井農業高校の卒業式。
残念ながらコロナ禍なので在校生は出席せず、
保護者と限られた来賓だけで行われました。
先日、学校のホームページに式の画像がアップロードされたので
さっそく拝見してみました。見たかったのはステージの装飾。
名久井農業高校は自分たちで花を栽培していることもあり、
花一杯のステージを作り、卒業生を送り出すことで有名です。
かつてその美しい花の卒業式を紹介しようと
卒業式にテレビ取材が入ったくらい。
中学校の技術家庭科の副読本にも生物活用の優れた例として掲載もされました。
そんな卒業式が、果たしてコロナ禍、どうなったのか心配だったからです。
しかし安心しました。画像にはステージを飾るサイネリアの花がたくさん見えます。
今年の卒業生は生物生産科、環境システム科、
そして今年度で閉科となる園芸科学科の3年生。
つまり名久井農業高校の緑化活動を牽引してきた
園芸科学科が事実上歴史の幕をおろす日でもあります。
学校や地域を緑と花で彩ってきた園芸科学科の最後だからこそ
花道には絶対に花は欠かせないと考えていましたが、
どうやら皆さんも同じ思いだったようです。
草花は作物と違い生活必需品ではありません。
したがって不景気になると真っ先に影響を受けます。
でもこんな試練の時だからこそ、花の癒しがありがたく感じるはずです。
そういえば昔「金曜日は花を買って」というドラマがあったのを覚えていますか。
今日は金曜日。寒いので花持ちも良いはず。花を買ってみてはいかがですか。