
こちらは三和土の材料といいたいところですが違います。
左は硫酸マグネシウム、真ん中は塩化マグネシウム。
そして右端が苦土石灰です。
実はこれらによって消石灰の添加割合を減らし、
土壌を固化させる実験も行っています。
なぜなら消石灰を使うとどうしてもpHがあがります。
いくら沖縄の粘土が吸着してくれるとはいえ
石垣島は世界一美しい海といわれ世界遺産。
周辺の環境や生物のことを考えると低いこしたことはありません。
そこでpHがあまり上昇しないこれらを用いて
土壌が固化するのかを試しているのです。
単に目的の三和土を作るのではなく
新しいことにも遊び心をもって挑戦するのがフローラの流儀。
ここでもフローラらしさが輝いています。
2015年頃に開発された草花サンパチェンスを使った
水質浄化システムにはTYPE 1、TYPE2、TYPE3と3種類ありました。
そしてその技術を応用して世界大会に臨んだ時は
フローラではTYPE W(for world)と呼んでいました。
今回の土壌流出技術はTreasure Huntersが考案した開発途上国用ではなく
より環境に配慮したfor Ishigaki、for 美ら海。
アイデアが実現するか男子たちのチャレンジが楽しみです。