
コロナの感染拡大に伴って学校の活動制限が行われるようになってもう2年になります。
つまり現在2年生のFLORA HUNTERSは、
高校入学時からあれもできない、これもできないという環境におかれています。
楽しみにしていた部活動も文化祭も思うようにできず、修学旅行も延期。
やる気満々の高校生にとっては辛い我慢の日々です。
しかしこのところ、今までとは違う副反応がでてきたように感じています。
たとえば大人の社会ではコロナで歓送迎会とか忘年会が2年間自粛された影響で
もうみんなで集まって飲食する必要がないんじゃないかとか、
集まること自体に苦痛を感じている人が増えているといいます。
一堂に会さなくても、やりにくいとはいえ仕事は進むからです。
それが高校生にも起きているように感じるのです。
例えばチャレンジ精神の減退。長い間、我慢させられているうちに
動かないことが当たり前になり、チャレンジする意欲がなくなっているのです。
部活動もなく、さらに来月から午前授業となればモチベーションは下がる一方。
楽しんで日本を飛び歩いていた先輩とは、あきらかに違う変化には驚きます。
高校時代はいろいろな体験を通して学ぶ大切な時期。
もちろん人にもよりますが、もし
「無理して苦労する必要などない」と
思っている人が本当に増えているのであれば、将来ちょっと心配です。
肉体とともに精神も蝕まれる。
もしかしたら、これがコロナの本当の怖さかもしれません。
「眠るな、死ぬぞ!」
チームは雪山で倒れた人に叫ぶように、あの手この手で
彼らのチャレンジ精神が眠らないよう必死に揺り動かしています。
しかし雪山に道をつけるラッセル作業は苦労の割に
一向に前に進まないので疲れます。