大寒も過ぎ、まもなく2月。
冬から春へと季節が変わる節分も近づいてきました。
さて2月1日はお隣の国でいう春節。旧暦の1月1日です。
ではこの日の空にはどんな月がかかっていると思いますか。
実は新月。月のない真っ暗な夜となります。
旧暦は月齢を基準にして作られた暦。
したがって1日は新月、15日はほぼ満月となるのです。
先人は今日が何日なのか聞いただけで月の姿もわかっていたのです。
また1月15日は小正月。今年も新暦の15日に、その年の豊作を祈願するなど
農業に関連した行事が各地で行われました。
では旧暦の小正月はいつでしょう。それは2022年の新暦でいえば
ちょうど1ヶ月遅れの2月15日となります。
もちろん旧暦の小正月で豊作の行事を行う地域もあります。
この南部町もそう。みなさんご存知の「えんぶり」がそれにあたります。
神様の前で田植えなどの農作業を真似た踊りを披露することで
今年の豊作や厄除けを祈願する伝統行事です。
しかし悲しいことに南部町の今年のえんぶりはコロナで中止。
えんぶりはかわいい子供たちの舞いが人気です。
コロナの禍を遠ざけるよう舞ってほしかったのですが
こればかりはしかたがありません。残念!