職員玄関にこの時期としては珍しく花が咲いています。
枝ぶりから見れば、これは梅ではなく桜ではないでしょうか。
桜は春や夏になると旺盛に生育します。
そんな時期に剪定をし、万が一病原菌が入ってしまうと
あっという間に樹木が枯れてしまうといいます。
しかし剪定はします。その時期は晩秋から冬が一般的。
日本一の桜で有名な青森県弘前城では、
雪のためか、さらに遅く2月末から3月が剪定時期となります。
さて切った枝は廃棄することはありません。
水の入ったバケツに入れて、温室に入れると
このように開花してくれるのです。
ただ天気が良いとバケツに入れていても乾燥してしまうので
蕾などに霧吹きで水をかけるのだそうです。
このようにして開花を早めることを「ふかし」といいます。
おそらくこの枝も農場の先生方がこまめな手入れをして
開花させたものと思います。
来校されたお客様を一足早い春でお迎えする。
緑を愛する名久井農業高校らしいおもてなしです。