男子メンバーが取り組んできた
ハンターズ考案のホウレンソウの露天風呂栽培。
氷点下の中、根だけを温めた養液に浸けて育てるユニークな栽培法です。
先日、収量調査を行いましたが、露天風呂栽培は
みごとに暖かな室内で栽培した植物工場的栽培と
寒風の中で育てる寒じめ栽培のまさに中間。
草丈も収量も葉の色もみんな中間の値となりました。
さてこれは根を並べたものですが、
左から室内栽培、寒じめ栽培、露天風呂栽培です。
やはり露天風呂栽培は室内栽培と寒じめの中間の長さ。
ホウレンソウは嘘をつきません。
先日、県の研究センターから糖度の測定結果が届きました。
するとやはりこちらも同じ順番。
室内栽培より20%高いのが露天風呂栽培、
寒じめ栽培は室内栽培より33%高くなりました。
収量を考えると室内栽培が優れていますが、機能性成分は最低。
寒じめ栽培は機能性成分こそ最高ですが、寒さで葉は伸びず収量は最低。
しかし露天風呂栽培は機能性成分を確保しながら、生育も確保。
冬場の栽培もできます。さらに室内栽培よりも電気料や
二酸化炭素排出量は極端に少ないのも長所です。
今、取り組まなければならない脱炭素社会実現に貢献できるかもしれません。
来週は研究レポートの提出。機能性成分の分析結果も届き
なんとか滑り込みできそうです。