
年末の施設園芸実験室。
オンラインで入りびたっていた時に
面白いものを見つけてしまいました。
ステンレス製のマグカップですが、底に何か描かれているのです。
刻まれているのは、漢字で「農高」。
もちろん名久井農業高校の校章です。
右の底に校章の部分だけ切り取られた黒いシールが貼ってあるので
どうやら左は完成品で、右は完成前のようです。
ではいったいどのようにして底に描くのでしょう。
答えはおそらくサンドブラスター。
砂粒を描きたいものに勢いよく吹き付け
傷をつけて文字やマークを刻む方法です。
黒いシールの貼られているところには砂がぶつからないので
切り取られた「農高」部分だけが傷つけられ浮かび上がる。
間違いなく環境システム科お得意の工業技術です。
環境システム科では、毎年名農祭でデモンストレーションが行われ
来場されたお客様に希望する文字をその場で描いていたので覚えています。
またファイナルフローラが世界準グランプリを受賞した際、
環境システム科からサンドブラスターで作ってくれた特注のガラスコップを
いただいたこともあります。まさに工業要素を活用した自作記念品でした。
このマグカップはおそらくクラスの卒業記念かもしれません。
ところで来年6月、農業クラブの県大会が名農で開催されます。
テニスの世界大会のように、ガラスやステンレスの大皿に文字を刻んだ
最優秀の盾を差し上げたら面白いと思うのですが、いかがでしょうか。