
こちらもホウレンソウ。ハンターズオリジナルの露天風呂栽培です。
サーモグラフィーで撮影すると葉の表面温度は2,3℃。
寒締めホウレンソウでは-3,4℃だったので、その差は5℃。
2020年に先輩のトレジャーハンターズが目撃した
露天風呂栽培した方が植物体の温度が高くなるという
不思議な現象を再び目撃することができました。
理由は露天風呂栽培だけあって20℃弱のぬるま湯に浸かっているから。
根から吸収された暖かな養液が植物体を温めているからだと思われます。
氷点下なのにわずかしか成長が抑制されていないのも頷けます。
植物は気温が下がると蒸散量が減少するため、根からの吸水量も減ります。
また低温がスイッチとなり機能性成分などが合成が始まります。
ところが気温が下がると合成に必要な化学反応は抑制されます。
露天風呂栽培は寒締め栽培と同じ低温の中で行われるので
機能性成分のスイッチはオンになっていると考えると
体は暖かいため合成に必要な水分の吸収や化学反応は
寒締め栽培よりも盛んになるとも想像できます。
このようなさまざまな要素を頭に入れながら
1週間後、フローラハンターズのもとに届くデータを
担当の彼はどのように分析するのでしょうか。
結果を左右するファクターは山ほどあるため、
つじつまなど絶対合わないのはわかっていますが
どんな面白いストーリーを考えてくれるのか楽しみです。