明日から学校が閉鎖されるというのに
施設園芸実験室では野菜が植えられています。
よく見るとキャベツと書かれてあります。
ここは水耕栽培用の育苗室。
つまり水耕栽培でキャベツを育てようとしているのでしょうか。
環境システム科には「起業チャレンジ」という学校設定科目があり
生徒は3つの模擬農業法人を組織し、野菜の生産販売を行いながら
経営の仕組みやノウハウを体験的に学びます。
もちろん作物の選択はすべて学習者に任されますが
キャベツやハクサイを栽培しようとする会社がときどき現れます。
しかしこれらは生育期間が長く、さらに重量野菜。
したがって回転率で勝負する水耕栽培にはあまり適しておらず
候補にあがるものの、みんな諦めていました。
ところが最近はキャベツでもOK。
なぜならミニキャベツなるものが登場したからです。
それどころかミニハクサイというものもあります。
こちらは小型なので生育も短く、大玉ではないので
名農の水耕栽培装置でも大丈夫。
キムチにして販売している人もいたぐらいです。
さてこのキャベツは真冬の今、何の目的で播種されたのでしょう。
冬休み明けにまた会えますが、どうなっているか興味津々です。