校長室前の棚にフラワーアレンジメントが飾られています。
かつては園芸科学科の3年生が名農祭で自分で作った作品を並べ
地域の方に披露していたのですが、今年の名農祭は一般公開が中止。
したがって久しぶりの作品に思わず目が行きました。
するとどうでしょう。花の脇におかれている竹かごがひっくり返り
入っていたリンゴが転がっています。このままでは作者がかわいそう。
そう思い、リンゴに手を伸ばそうと思った瞬間、急ブレーキ。手を止めました。
なぜならなんと転がったリンゴが、花瓶の中にも入っているのです。
いくらバランスを崩したとしても、
かごのリンゴが花の中に飛び込むはずがありません。
ということはこれは故意。リンゴが転がったところも含めて
動きのあるひとつの作品であることに気がつきました。
さらに思い出したことがあります。来年、産業教育フェアの全国大会が
青森県で開催されます。その運営の課題などを探るため先日、
フラワーアレンジ部門のプレ大会が県内の高校生たちで開催され、
なんと名農生が最優秀を受賞したのです。
このアレンジメントには作者やタイトルなどの情報がありませんが
もしかしたら最優秀作品なのかもしれません。
危ない、危ない!何も知らないとはいえ、
最優秀作品を直してしまうところでした。