
フローラは2015年から環境システム科に移籍することになります。
ここで発表しているのは園芸科学科最後のメンバー。
2011年に活動を始めたサクラソウの救出活動は、
その後、自生地の保全活動へと舵を切っていました。
彼女たちは保全生態学の権威である当時東大の鷲谷先生や
筑波大学の先生方からアドバイスをいただき精力的に活動を推進。
その活動が青森県に認められ、日本で初めて開催されたアジア国立公園会議での
発表を依頼されます。もちろん唯一の高校生発表者。それも英語での発表です。
さらに農業クラブでは、この活動をプロジェクト発表と意見発表の2つで披露。
いずれも青森県大会で最優秀。大活躍しました。
確か東北大会の会場となった仙台にフローラは
2〜3年生全員12名ぐらいの大所帯で乗り込んだのを覚えています。
これには理由があります。翌年、環境システム科に完全移籍することになっていたチームは
3年生は園芸科学科、2年生は環境システム科という不思議なメンバー構成。
そのため園芸科学科時代に作り上げた「やるなら楽しく精一杯」という流儀を
この大会を通してバトンタッチしたいという願いがあり
学科こそ違いますが、春から同じ目標に向かって一緒に活動してきたからです。
園芸科学科最後のフローラにとって有終の美を飾るにふさわしい活動でした。
なおここで説明している園芸科学科最後の女子メンバーは筑波大学に進学。
フローラ2人目の筑波大生誕生となりました。
このように園芸科学科時代は頼もしいお姉さんが多く、
グイグイ引っ張ってくれたものです。