ここは名農の学生会館前。
本来ならば昼休みは、学生食堂を利用する
生徒職員で賑わう場所ですが、今はコロナで休止中。
人のいない会館は、ちょっと寂しいのですが
赤いドウダンツツジがとてもきれいです。
角の立ったシャープなエッジを持ちながら、
全体は緩やかなカーブを描く形状は、まるでアート作品。
見事な手入れには頭が下がります。
本校には園芸科学科があります。
学科の学習内容は時代によって変化するものですが
かつて造園分野も扱っていました。
確か、環境班がねじろとしている馴化温室周辺は
かつていろいろな樹木の垣根の見本市のような場所だったはずです。
現在の園芸科学科が学んでいるフラワーアレンジは
個人の感性で創作する花のアートですが、
庭造りはチームで製作する巨大な作品。
どこにどのような植物を配置するか、
木々が成長した10年後にはどうなるのかなど
想像力を働かせて図面を引くのはきっと楽しいはずです。
このような垣根作りも造園、つまり園芸の分野。
そのためか園芸科学科の卒業生には
地域で活躍している造園家がたくさんいます。