
フローラハンターズの4名がある同じ大会出場のため発表練習の準備を始めました。
4人は環境システム科の2年生、つまり同級生ですが
この大会に限っては先輩後輩となります。
なぜなら立って練習している女子ペアは昨年のJr.時代にこの大会に出場。
しかし座って練習している男女ペアは今年が初出場なのです。
芸能界ではありませんが、1日でも早くデビューした方が先輩。
たとえ1度でも経験があるかないかは大きな違いです。
迷わず立ち上がってすぐ練習する経験者ペア、
まだどうすれば良いか分からずもたついている初心者ペア。
経験が練習風景にもあらわれています。
さて先代のチームフローラフォトニクスでは毎年、
大会に初めて出場する2年生の練習を3年生が面倒みるという習慣がありました。
これを斜めの関係といいます。教育では先生が指導する縦の関係よりも
兄や姉に教えてもらう方が時には効果的だとよくいわれます。
憧れの先輩から教えてもらう。フローラは心を育むにはもってこいの
活動スタイルをもっていたようです。放課後、土肥実験室で練習する風景は
研究班の秋の風物詩で、そんな姿を見るのが大好きでした。
ところが現在のフローラハンターズは先輩も後輩もいないひとりっ子。
したがって指導してくれる頼りになる先輩がいないのです。
そんなハンターズなので、Jr.時代に発表したことのある女子ペアは、
同期でありながら頼もしい先輩。
わずかな経験を思い出しながら仲間に伝えています。