
昔から野の植物を使う遊びはありました。
例えば草笛、押し花、色染め。竹トンボや花輪。
お手玉だって中はマメ。植物を使っています。
思い返すとそんな素朴な遊びをいろいろしてきました。
ここにあるのは「芝生小僧」。
ストッキングの中に芝生の種子を撒き
さらに培養土を入れて口を結びます。
種子の入った部分を上に向けて、
目鼻をつけるとあら不思議、お人形さんが出来上がります。
ちょっと水をあげると芝生が髪の毛のようにん生えてきます。
それにしても、この芝生小僧はずいぶん髪の毛が伸びています。
カットすることもできるので子供たちもきっと楽しいはずです。
植物を要素にした文化や芸術を園芸(園藝)といいます。
園芸といえばフラワーアレンジやブーケなどは
卓越した技術とファッションセンスが必要に思えますが、
原点はこんな植物遊びなのではないでしょうか。
園芸科学科は今年度をもって閉科。
11月下旬には閉科式が行われますが
園芸のこんな生活を豊かにしてくれる楽しい技術は
今後、環境システム科に引き継がれることになります。
今日は名農祭2日目。キャンパスには
ハロウィンカボチャがたくさん飾られています。