
名農のキャンパスの木々がとうとう色づき始めました。
ここに大きな木がありますが、不思議なことに左側が紅葉しています。
左側は名久井岳の方角。つまり南西です。
これは何を意味しているのでしょう。
紅葉は緑の葉緑素が分解されることによって
もともと隠されていた赤いアントシアニンがあらわれる現象です。
秋になると次第に葉緑素の光合成機能が低下してきます。
すると太陽光を十分に活用できなくなるため、
逆に光が過剰エネルギーとなってしまいます。
その結果、ますます葉緑素が壊れ紅葉が進みます。
太陽によく当たる南側から紅葉が始まるのはこれが理由です。
紅葉を左右するのは気温だけじゃないんですね。
さて今日から始まる名農祭。
今年はコロナで一般公開されないため、ある意味名物である
農産物を求めて朝から来校されるお客様の姿はありません。
また例年のような学校をあげての大規模な展示もありません。
しかしこの紅葉も立派な展示。
名農ならではの秋の風景を楽しみましょう。