
高い木の枝に大きな洋なしのような果実が実っています。
南部町はフルーツの里。もちろん洋なしも栽培されています。
有名なのが大型でジューシーな「ゼネラル・レクラーク」。
なんと日本で最初に栽培に成功したのがこの南部町なのです。
生産量が少ないので幻しの洋なしといわれています。
機会があったらぜひ食べて欲しい町自慢の逸品です。
でもなんだかこの洋なし、レクラークにしては形が変です。
近づいてよく見ると枕のようにずんぐりむっくりしています。
そうです、これはなしはなしでもバラ科のカリン(花梨)。
残念ながらこの果実は固くて生食できません。
しかしジャムや蜂蜜漬けにすると美味しいそうです。
でもカリンの一番の魅力は香り。とても良い匂いがするのです。
部屋に1個おけば、カリンの匂いが充満。自然の芳香剤となります。
ところでこのカリンによく似た果実をつける樹木があります。
それがバラ科のマルメロ。どちらも香りが良いことから化粧品に使われます。
しかしマルメロの果実は、毛に覆われていて形は洋梨。
まったく違う果物なので間違えないようにしましょう。
さて名農は今日から文化祭の準備にはいります。