
大東京の夜景を眺めるシルエットとなった人々。
実は2014年のTEAM FLORA PHOTONICSのメンバーです。
なんと立っているのは展望台ではなく渡し船。
青みがかったビル群の光に包まれたいかにも非日常というシーンです。
さてフローラといえば発表のため全国を飛び歩くというのが秋冬のルーティーン。
皆さん羨ましいといわれますが、これも県外で開催される大会の
決勝に残ったからこそできる贅沢。一度この楽しみを覚えると
みんなもう一回と思うようで、また来ようと一生懸命研究に取り組んだものです。
この写真はある大学で開催された科学コンテストの決勝審査に出場した際のものです。
このコンテストはレベルがとても高く、
なかなか農業高校で出場するのは難しいのですが
なぜかTEAM FLORA PHOTONICSは第1回大会からファイナリスト。
その後も数回出場した記憶があります。参加校はほとんどがSSH。
したがって農業高校は異色の存在。あまりに不思議に思われたのか
大学から農業高校の研究活動について機関誌への執筆依頼がきたぐらいです。
ところがここ5年ぐらいは、SSHが主流となりレベルがますます高くなったことから
応募することすらなくなっていました。ところが今年、
フローラハンターズの研究をダメ元で久しぶりに2件応募してみました。
すると先日、なんと2件とも上位入賞したとの連絡がありました。
資料を見ると数百というとんでもない数の研究が応募され、入賞していますが
フローラはベスト30。青森県内のSSHよりも上位に入ることができました。
農業高校でもやればできる。この栄誉はメンバーにとって大いに自信となっています。
ただ残念なのは東京での表彰式はなし。
フローラ流の研究活動の醍醐味はまだ伝えることができないでいます。