
中学生のために名農の学科を紹介しています。今回は生物生産科です。
さて今年の3月末をもって緑化活動を牽引するなど
最も名農らしい学科である園芸科学科が閉科になってしまいます。
学校の柱である学科がなくなることで、
残された学科2つは学習内容を大きく変えることになりました。
昨日ご紹介した環境システム科に草花が移行されるのがまずひとつ。
花好き、将来花にかかわりたい人は環境システム科が引き受けることになります。
そして生物生産科に移行したのは果樹。フルーツの里にある農業高校の
ある意味主力である分野は、今度は生物生産科で学ぶことになります。
したがって生物生産科は従来の野菜のほかに
サクランボやリンゴ、モモなど果樹も扱うことになります。
ダッシュ村で全国に知られた「南部太ねぎ」、ドローンでの人工受粉なども生物生産科。
これぞ農業高校という王道を歩いている学科なのです。
しかし生物生産科が常に人気である魅力は別にあります。それが食品製造分野。
ふんだんに手に入る野菜や果物を使ってジャムやジュース、
焼肉のタレなどいろいろな加工品作りを学べるからです。
専用の加工室で製造される加工品は名農祭でも人気。
美味しい名農ブランドは地域では有名なので、
もしかしたら中学生にも認知されているのかもしれません。
卒業生は大学や専修学校に進学後に農業後継者になったり
食の技術を活かすなど地域産業に就職するなど幅広い道に進んでいます。
以上、まとめてみると生物生産科は野菜、果樹、食品製造。
環境システム科は施設園芸(施設野菜)、草花、そして電気や配管等の工業。
そしていずれの学科でもパソコンや販売・経営に関する商業系の学習もします。
さあ、あなたならどの科を選びますか?