朝の名久井岳。
朝なので朝靄と呼べばいいのか
朝霧といえばいいのかよくわかりませんが
ときどきこのように山麓に白く大きな雲が横たわります。
霧(きり)も靄(もや)も微小な水滴が浮遊している状態なので
雲と同じですが、いろいろな要素で区別しています。
でも簡単にいえば視界1km未満を霧、1km以上になると靄。
つまり霧の方が先が見えない状態のようです。
では霞(かすみ)とはなんでしょう。
実は霞は気象用語でないので、比較できません。
また現在、俳句が人気ですが霞は春の季語。
霧は秋の季語。しかし靄は季語になっていません。
なんだかぐちゃぐちゃになってしまいましたが
気象用語にも季語にもなっているのは霧。
確かに一番耳にする言葉だと思います。
ではこの雲は霧でしょうか、靄でしょうか。
答えはわからない。この雲の中に入って
視界を確認する必要があるようです。