グリーンのモコモコがたくさん並んでいます。
まるでセサミストリートのキャラクターのようです。
この作物は青森県特産のナガイモ。
かつては全国一の生産量を誇っていましたが
現在は北海道に追い抜かれてしまいました。
とはいっても全国2位。至るところで目にすることができます。
青森県は農業県ですが、面白いことに
寒暖差の大きい日本海側の津軽地方はリンゴとお米の大産地。
そしてヤマセという低温多湿の偏東風が吹く太平洋側は
ニンニクやナガイモの産地と分かれています。
この地域が根菜類の産地になったのは地温。
いくら冷たい風が吹いても地温はほぼ一定だからです。
秋が深まると地上部は枯れ、キャラクターもブラウンに衣替え。
小さな実が無数に着きます。これがムカゴ。
ナガイモの赤ちゃんでもありますが、ムカゴご飯にもします。
市販品は高値です。しかし農家は種にする以外は全て廃棄。
こんなのにかまっていられないからです。
おそらく収穫作業をする農家の方にお話ししたら
いくらでも持っていけといってくれるかもしれません。
この廃棄物を無償で頂いて新たなビジネスに結びつけれないでしょうか。
次なるアイデアが湧いてきそうです。