
このところの長雨の影響なのか、気温が上昇しません。
昨日なんか朝8時の気温が15度。ストーブが欲しくなります。
この地域は昔からお盆が終わると秋風が吹いてきますが
今年はお盆前から吹いているようで、どうしたものでしょう。
さてご覧ください。スイカです。
夏の代名詞といっても過言ではないスイカですが
小さな葉がたくさんついている姿が印象的です。
しかしこれは1枚の葉。葉には葉脈がありますが
その葉脈部分だけに葉をつけるのです。
ではなぜ大きな葉をつけないのでしょうか。
理由は葉からの蒸散を防ぐため。
水分が体から失われないよう葉をちょっぴりしかつけないのです。
するとまたまた疑問が生まれませんか。
そうです。なぜ蒸散をおさえる必要があるのでしょうか。
実はスイカの原産地はアフリカ南部。それもカラハリ砂漠。
灼熱の環境において水の保持は死活問題なのです。
光合成量よりも水が大切なんですね。
同じ理由でサボテンは葉を針に変え、
スイカは葉脈沿いにだけに極わずかの葉をつける。
どちらも個性的な優れたデザインだとは思いませんか。
できれば砂漠に自生する野生のスイカをこの目で見てみたいものです。
それはともあれこの寒さ、スイカはもう食べたくありません。
ちなみにチームがかつて夏休み明けに訪れたストックホルムの
この1週間の気温は最高21度、最低13度前後。
涼しいところかもっと寒いようです。