
こちらでは女子2人が着物の着付けを練習しています。
チームは先ほどの男子と同じフローラですが、こちらは2012年。
東日本大震災から1年たった8月。同じ夏の日のひとコマです。
この年、フローラは初めて水の国際大会で
ストックホルムに渡航することになりました。
参加するのは男子1名と女子2名の3名。
やはり式典には伝統衣装で参加するのが慣例のため
夏休みの間、5回ほどですが着付け教室が行われていました。
しかし振袖は大人でも着るのが面倒。時間もかかります。
果たして着方を覚えることができるのかとても心配でした。
嬉しいことにこの年は地元の着付け教室の先生が
ボランティアで指導してくださいました。
2018年の男子の場合は、素人の国語の先生が教えてくださったので
お互いああでもない、こうでもないとワイワイガヤガヤでしたが
着付けのプロがいざ指導するとなるとまったく雰囲気が変わります。
いい加減に覚えてもらっては困るので厳しい指導が待っていました。
そんなこともあって着付け教室が終わると女子はクタクタ。
2018年の男子とは大違い。後日発表練習よりも大変だったと話していました。
2人とも成人式前なので振袖は持っておらず、
1人は姉から、もう1人は母親のものを借りたそうですが
一足早い振袖姿にきっとご家族も喜ばれたのではないでしょうか。
非日常を楽しめた頃の思い出です。