
環境班のホームである馴化温室で妙なものを見つけました。
コンテナの蓋を開けると中には、ご覧のような造形物。
この形は自然にできたものではなく、
明らかに何者かが意図をもって作ったものに違いありません。
そういえば先代の環境班のニックネームはトレジャーハンターズ。
もしかしたら古代の遺跡から発掘された遺物かと勘違いしてしまいそうです。
答えは昨年、トレジャーハンターズが製作した
機能性集水システムに欠かせない「集水ウイング」。
斜面を流れてくる水を集めたり、土砂を堰き止める役割をするもので
土と砂と消石灰を水で練って固化させる「三和土」(たたき)という
日本の伝統工法で作られています。
彼らはいろいろな大きさやサイズを作っては
その機能を実験をしながら調査していましたがこれはその時に使ったもの。
中には4種類ぐらいのウイングが入っています。
今はまだ記憶に新しいのでこれが集水ウイングだとわかりますが、
数年後には関係者もいなくなるので謎の物体に変わります。
今月27日に「北海道・北東北の縄文遺跡群」がユネスコの会議で
世界遺産に登録されましたが、南部町で新たな発見と勘違いされたら大ごと。
愉快犯では済みません。さて明日の午前中は体験入学。
大学でいうところのオープンキャンパスです。
そういえば昨年の体験入学では度胸試しにトレジャーハンターズが英語でスピーチ披露。
そしてその数時間後に水の国際大会で初めてのスピーチと質疑応答に臨みました。
つまり申し訳ないのですが昨年は「中学生のため」ではなく
トレジャーハンターズのための体験入学でした。
でも今年は違います。たくさんの中学生の来校をお待ちしています。