土肥実験室に集まったのは3代目環境班フローラハンターズ。
課題研究ではいつも水質分析や植物栽培を行っていますが、この日は違います。
6名全員が突然、発表練習をはじめたのです。
とはいっても農業クラブの県大会も終わったし、
研究途中なのでコンクールだってまだ応募すらしていません。
実は東北地方環境事務所(環境省)から環境班に
気候変動に対応する農業技術開発についての講演依頼がきたのです。
本来なら研修会は仙台などで行われるため県外に招かれるようですが、
今はコロナでオンライン。そこで先輩方が開発した農業技術開発や
現在フローラハンターズが取り組んでいる研究を紹介することになりました。
しかし昨年のJr.以外は、発表経験などありません。
オンラインとはいえ緊張するに決まっています。
研修会は7月下旬。夏休み中とまだまだ先ですが、
緊張を自信に変えるには練習しかありません。
そんな理由でこの日は、調査の時間を少しさいて発表練習をしてみました。
発表時間は15分間。このボリュウムなら本来一人で説明するものですが
あえて今回は初陣なので6名全員でリレー。
全員が役割を持つことで責任を感じ、チームが一丸となれるからです。
土肥実験室に響く声。久しぶりに先輩フローラのような活気が戻ってきました。
やはりこうでなくっちゃ環境班じゃありません。
日頃は個々のテーマに取り組む6名が
今、ひとつのチームにトランスフォームしようとしています。