
先日、草花班だったチームフローラフォトニクスが
バラなど花の育種中毒になったお話をしました。
文字通り「世界にひとつだけの花」。
ある程度の方向性は決められますが、
実際に現れる個体の個性は幅広く、まるで宝くじ。
それがのめり込んでしまう理由だと思います。
さてフローラがやろうとしてできなかったことがあります。
それがボタンの育種。実は南部町には長谷ぼたん園という有名な観光地があります。
お話によると隣接する恵光院の檀家の方々が、
総本山である奈良県桜井市の長谷寺からぼたん苗を譲り受けたのをきっかけに
昭和54年から町のふるさとづくりの一環として、
「町民1人1本」を合言葉に整備に取り組んできたものだそうです。
なんとなく緑育心に近く親近感が湧いてきます。
そこでせっかくなのでこの各種ぼたんで交配を行い
名農生の力で新しい品種を目指してみたかったのです。
きちんとした品種登録は難しいにしても、
どんな花が咲くか面白そうだとは思いませんか。
もし長谷ぼたん園に植えてもらったら、またまたモチベーションがアップ。
きっとマスコミだって飛びつく町のPRになるはずです。
しかし断念したのは開花までの期間。なんと播種から5年もかかります。
でも生徒一個人の活動としてはスパンが長すぎますが、
班で取り組むならできたはず。ちょっと後悔しています。
草花班の皆さん、気長にやってみませんか?