先日紹介した正門から校舎に続く坂道にある
NAKUIという文字のツツジのトピアリーに花が咲き始めました。
黄緑っぽい明るい緑にショッキングピンクの花がよく映えます。
こんなに花が目立つのはなぜでしょう。理由があります。
皆さんは「マンセルの色相環」をご存知ですか。
よく美術の授業で習った色をぐるっと円形に並べた図です。
そこである色の180度反対にある色を補色、
もしくは厳密には違いますが反対色といいます。
色は色相環において左右2つまでは同色系統と呼ばれる関係で
落ち着いた柔らかい組み合わせイメージですが、補色はその逆。
正反対の特徴の色なのでとにかく目立つのです。
よくファッションではアクセントカラーを「差し色」と表現しますが
補色を選ぶと間違いないといわれています。
この組み合わせは、明るく元気。とにかく目立ちます。
このツツジの緑の葉とピンクの花色の関係はまさに補色。
だからパッと目に飛び込んでくるのです。
花は子孫を残す大切な器官。だから補色で目立たせるのかもしれません。
でも悪くいえば自己主張が強く、落ち着かない組み合わせ。
TPOを考えて上手に使わないと逆効果となりますのでご注意ください。