
畑作と果樹園が主力の第1農場です。
道が名久井岳に向かって伸びていますが、その両脇にはたくさんの果樹の木。
リンゴ、モモ、サクランボ、ウメ、ブドウなど
フルーツの里「南部町」ならではのオールスターが揃っています。
また山吹色の建物がなんともいい感じ。
ここだけ見ると外国のような景色です。
さてこんな長閑な第1農場ですが、もう少しすると一気に活気づきます。
それがサクランボとニンニクの収穫。いずれも収穫期は今月下旬からで
果樹を担当する園芸科学科がサクランボを、
畑作を担当する生物生産科がニンニクを収穫します。
サクランボもニンニクもこの地域の特産物。
毎年、学科をあげてみんなで楽しく収穫を行います。
ところが園芸科学科は今年度をもって閉科。長い歴史に幕を閉じ、
名久井農業高校は3学科から2学科という新体制になります。
現在の予定では園芸科学科が担当していた草花部門は
同じ施設を使うことから環境システム科に、
そして果樹は食糧生産を担当する生物生産科に移行することが決まっています。
そうなると来年の6月のサクランボとニンニクの収穫は
生物生産科が担当することになります。
これはてんてこ舞い。もしかしたら環境システム科に
助っ人の依頼が来るかもしれませんね。
名久井農業高校には果樹地帯という地域の特性から水田はなく
全校あげての田植えという行事はありません。
これからサクランボやニンニクの収穫が
名農ならではの全校行事になるかもしれません。
新体制の課題も楽しいアイデアで乗り切りたいものです。