
こちらは「赤玉土」。ころころした粒状なのが特徴です。
園芸では馴染みの土で、よく盆栽などの表土として使われます。
これは乾燥しているので白っぽいのですが、水を含むと赤くなります
したがって水やりのタイミングがわかると昔から重宝されています。
さてこの赤玉土、どのようにして作るかお分かりですか。
なんと先ほどご紹介した赤土を乾燥させふるいにかけ、
粒のサイズを大、中、小などに揃えて完成。
つまりこれも「関東ローム」というわけです。
赤土はあまりお目にかからないのでみんな驚いていましたが、
実は赤玉土に姿を変えて昔から私たちの身近にいたようです。
肥料分を含まないうえ、肥料の効きや排水が悪いので
作物栽培ではあまり使われません。
同じような土に栃木県鹿沼市で採掘される鹿沼土があります。
やはり関東の火山によってできた土で園芸では欠かせない用土ですが
こちらは粘土ではなく軽石。したがっていろいろな使い道があります。
多種多様な土を使って遊びのような研究に取り組むフローラハンターズ。
どんな不思議を発見できるか楽しみです。