
机に向かって何やら数えているハンターズの女子。
いったい何をしているのでしょう。
実は彼女の前にあるのは細菌試験紙。
細菌がどの程度存在するのかを推測するリトマス試験紙のようなもの。
色が変わるのではなく、赤い斑点が現れてくるのです。
実はこの実験風景を見るのは、フローラにとっては2度目。
2011年、ご存知、東日本大震災によって津波被害を受けた塩害土壌を
微細な気泡であるマイクロバブルを含む水で洗い流す実験をした時です。
塩害を受けると土壌は通気性がなくなり、
有用微生物の繁殖が抑制されてしまうという問題を抱えていました。
単純にたくさんの気泡を含んだ水を土壌に流し込んだら
酸素が送り込まれるので、絶対微生物が増えるはずだと考えた
先代チームフローラフォトニクスは土壌細菌をこの試験紙で確かめたのです。
嬉しいことに結果は仮説的中。マイクロバブルで洗い流した方が
赤い斑点がずっと多く、土壌の中に微生物が増えていることを確信しました。
あれから10年経った今、まさか新生フローラが
同じ試験紙を使った実験をするとは思いもしませんでした。
あらためて考えると今年で結成13年にもなりましたが
なんだか同じような実験を何度も繰り返しているような気がします。
もちろん切り口はその都度変わりますが、所詮お釈迦さまの手のひらの中。
人間もチームも自分が思うほど変わるもんじゃないようです。
では彼女の試験紙はどんな斑点が現れたのでしょうか。
ちょっと覗いてみましょう。