
机に向かって1人実験しているのが、土と水の研究をしている女子メンバー。
今日は他の2人に水質分析をお願いして、自分は別の実験をしています。
いろいろな土壌を透過した水の成分を比較するのが目的で
先輩のトレジャーハンターズも行っていました。
ただ先輩が使っていたのは檜の升。もったいないけれど
底に穴を開けてロートのように使っていました。
充填した土を叩いて三和土を作れるうえ、さらに透過水も得ることができるからです。
別の方法もあったとは思いますが、当時はこのアイデアで課題を乗り越えました。
ところが後輩の彼女が使っているのはプラスチック容器。
実は小学生の学習教材用のおもちゃの実験器具なのです。
しかし安いおもちゃにしてはちゃんとしていて、
こちらの思うような実験が簡単にできます。
まるで自由研究に取り組む小学生になった気分。
完成品を使えたのであっという間に実験を終えることができました。
さて先日、テレビでご飯を水で濡らした檜の小箱に入れて冷凍保存し、
食べる時にそのままレンジで温めると、炊き立てのように美味しい状態に戻ると
いう商品が紹介されていました。なんとなく聞いたことがある会社だなと
思っていたら、昨年トレジャーハンターズが
実験に使った升を製造している会社でした。
コロナ禍、外食やお祝い事の催しが激減したため考えたアイデアだそうです。
トレジャーハンターズ同様、柔軟な発想がピンチを救っています。