
TEAM FLORA PHOTONICSは結成翌年、
研究活動を体験したい1年生を募集し、研究のノウハウや
外部で発表する醍醐味を経験してもらう研究生制度を立ち上げました。
応募してくる1年生である通称ジュニアは、毎年平均して4〜6名。
みんな部活動をしながら研究活動に取り組み、先輩フローラとともに
県外の学会に参加しては楽しんだものです。研究って面白い。
1年生の時にこんな経験したためか大学に進学した人もかなりいます。
幼い時から芸術やスポーツに触れさせるのと同じで
短い高校生活。研究もなるべく早く経験させることが重要なようです。
そんな高校生が高校生を育てるフローラのユニークな企画は高く評価され、
外部の大きな教育賞を何度か受賞しています。
世界グランプリや準グランプリが注目される環境班ですが、彼らはみんなJr.出身。
フローラの育成選手だったのです。自分たち以外の研究の面倒を見るのは大変ですが
未来を考え、苦労を後輩たちに投資したフローラの先見の名には感謝するばかりです。
さて2021年の研究生、通称Jr.は全部で2人。
園芸科学科が募集停止になってしまったこともあり
1学年は生物生産科と環境システム科の2クラスだけ。
生徒の絶対数が減ってきたのが減少の大きな理由だと思われます。
しかしJr.はいつだって少数精鋭。やる気満々な勇者が今年も集まりました。
現在、1名を環境班が、もう1名を農業クラブが担当して指導しています。
先日、環境班にきている1年生が研究用のレタスを小型水耕装置に植え付けました。
予定ではコマツナも植える予定。環境システム科に所属しているので
学科のメイン学習である水耕栽培を用いた研究に挑戦してもらっています。
ホウレンソウも播種しましたが、気温が高くなってきたこともあり
思うようにいきません。こちらは秋にスタートさせたいと考えています。
今年もJr.の頑張りに期待したいと思います。