
こちらもフローラハンターズが窓辺に1ヶ月も放置した水槽。
しかし不思議なことに藻類の発生はなく、きれいな透明です。
実は2つの水槽はある男子メンバーの実験。
想定した通り、藻類の発生を今のところ完全に防いでいます。
さて環境システム科のメインの学習は水耕栽培。
そのため専用の水耕温室はもちろん、普通の農業高校にはない
水耕関連の実験装置などがいろいろ導入されています。
とはいっても水耕栽培は比較的最近の技術。
したがって農業の先生方といえども経験者は多くありません。
そのため環境システム科が新設されてからは毎年順番で
環境システム科の先生方は千葉大学で開催される研修会に参加してきました。
また隣町にある植物工場の方を講師に招いて生徒に植物工場のノウハウを
説明してもらったり、実際に見学に行くなど生徒も積極的に学びました。
その甲斐あって新しい技術を身につけた先生方は、課題研究はもちろん
小中学校などに小型装置を貸し出し、生徒とともに出前授業を展開。
この取り組みには県知事も高く評価され、少子化のため閉科している中
水耕栽培を学ぶ新学科を作って大成功だったと喜んでくださいました。
しかし先生方には異動がつきもの。せっかく研修された先生方も
気がつくとほとんど名農を去りました。水耕栽培は環境システム科のコア。
またみんなで研修に行く必要があるようです。
フローラハンターズの彼が取り組んでいるのは
そんな水耕栽培での藻類発生を抑制できる技術開発。期待しています。
なお本日予定されていた名農生が地域で花植えをする農クの活動である
地区分会活動は、コロナ感染を防ぐため中止となりました。