農業高校には農業学習をサポートしてくれる農業クラブという全国組織があります。
年に1回、各県を持ち回りで開催される全国大会では、研究発表や測量技術会など
さまざまな種目があります。農業は現場で使える本物の知識と技術が必要。
そのため校内で実習を繰り返しながら習得していますが、自分が身に付けたものは
果たしてどれぐらいのレベルなのかはよくわかりません。
全国大会は「井の中の蛙」にならないよう、他流試合を通して己の力を評価し
さらなる精進をしてもらいたいとの目的で行われます。
そんな意義ある全国大会ですが、昨年の静岡大会はコロナで直前に中止。
かつて青森大会の事務局を担当した経験があるため
大会開催に関わった先生や生徒たちの無念さは痛いほど理解できます。
さて今年度は兵庫大会。計画では10月に開催される予定ですが会場は無観客。
さらに分散会場にするなどいろいろ工夫をしているようです。
しかし兵庫も今はコロナ感染拡大で大変な状況。とても心配です。
さて先日、名農の廊下にずらりと農業生物や農具が展示されました。
これは農業クラブの農業鑑定競技の出題範囲。農業クラブの役員たちが
実物を並べてみんなが勉強できるよう展示してくれているのです。
競技は筆記テストですが、実物を見て答えるスタイルのため感覚としてはクイズ。
楽しんで問題を解いている普通教科の先生方もよく見かけます。
農業鑑定競技は全国大会開催種目。全国大会に出場する名農代表は
いったい誰でしょう。農業鑑定校内大会は本日開催されます。