環境班3代目フローラハンターズは、
先輩のチームフローラフォトニクスやトレジャーハンターズから
引き継いだ倉庫を持っています。持っているといっても実験室の準備室。
勝手に倉庫がわりに使っているだけです。
先日、その倉庫を片付けていたら懐かしいものを発見しました。
それがサクラソウの造花。でも私たちが知っている
サクラソウとはちょっと雰囲気が違います。
確か手に入れた時も、あんまり似ていないので違和感を感じた気がします。
それはともかくこの造花、3代目フローラが初めて
ストックホルム青少年水大賞に出場した際、北欧までついて行った歴史の証人なのです。
任務は発表する際にメンバーの胸を飾ること。
女子2名男子1名は、このサクラソウを胸ポケットに挿してプレゼンしました。
ラベンダーの香りを嗅ぐとタイムスリップするのは「時をかける少女」。
このサクラソウの造花も一瞬で10年前の記憶を呼び起こしてくれました。
さてあれから10年。奇跡的にその後、2度も日本代表に選出され
驚くことにグランプリ、準グランプリを受賞することができました。
火事場にいる時はみんな無我夢中で飛び歩いているのでわかりませんが
振り返って見ると、この貴重な体験を通してメンバーは確実に育ちました。
コロナ禍の今、みんなとんでもない環境に身を置いていますが
あの忙しく緊張した大会に参加した頃と比べればどうってことありません。
おそらくひるむことなく社会人や学生として精進しているはずです。
2021年のストックホルム青少年水大賞は、
この夏オンラインで開催されると聞いています。
おそらく今が準備のため一番辛い時期。大会は暑い真夏ですが
今年も日本の高校生が熱く活躍することを期待してエールを贈ります。