世界チャンプのトレジャーハンターズがすべての実験を終え
本拠地である馴化温室をきれいに片付けて立ち去ったのは昨年の10月下旬。
あれから長い間、温室には人影はもちろん、植物すら消えました。
しかし2021年4月、新生環境班フローラハンターズが結成されたことで
この温室にまた生命が帰ってきました。
ここに見えるのは数々の水耕栽培装置と薬草。
養液を冷やすクーラーも数台見えています。
人工的な栽培法ですが、緑色をした植物をみると息を吹き返したのがわかります。
ちょっとこの写真からはわかりませんが、この研究を担当している主任は
薬草の他に、水辺に自生するセリも栽培しています。
セリといえば皆さんは「セリ鍋」を食べたことがありますか。
鍋の主役はセリの根。根をそのまま鍋に放り込むのです。
しかしこの根が歯ごたえがあり、びっくりするほど美味。
全国各地で食べているかもしれませんが、東北では仙台名物として有名です。
水耕栽培は根がよく伸びます。もしかしたらセリ根の生育も早いかもしれません。
何はともあれ子供達のいない学校、植物のない温室など
主役がいない施設は寂しいもの。
さまざまな人のいろいろな興味や期待を背負って
また温室が元気に息を吹き返しました。