この草花がなんだかわかりますか。
たくさんの毛に覆われている蕾が特徴的です。
これはクレマチス。大きな花を咲かせるガーデンプランツです。
でも花弁のように見える部分はクリスマスローズと同じでガク片。
そのガク片が大きく8枚以上のものをクレマチスといいます。
日本ではテッセンと呼ばれますが、正式にはガク片が小さく
6枚のものをテッセンというようです。
クレマチスの原種は世界中に300種以上あり、
その多くが中国などアジアに存在。
そのため日本のテッセンの原産地は中国といわれています。
さてイングリッシュガーデンには欠かせないクレマチス。
バラのパートナープランツというように
バラとともに見事な春のイングリッシュガーデンの主役となります。
イギリスでは、バラは「蔓性植物の王」、
それに対してクレマチスは「蔓性植物の女王」と呼ばれます。
宿根草のため、ほったらかしでも毎年咲いてくれるので
こちらもぜひお試しください。
まだ青森県の女王様は目覚めたばかりですが、
これから見事な花を咲かせてくれるはずです。