黒い小さな種子がいくつか見えます。
よく見ると黒いものが種皮で、下方に白い根が伸びているのがわかります。
さらに細かいところまで見ると少し緑がかった幼葉のらしきものもあります。
これは小松菜。水耕栽培用にスポンジに播種してみました。
ハンターズのベースキャンプである馴化温室は日中気温が上がります。
そのため3日ほどで発芽してきたようです。
実はこれ、フローラハンターズの実験材料。
工業系や食品系の実験なら材料が揃ったらすぐ開始できますし
その材料は市販されています。ところが植物実験はそういきません。
草花の苗ならホームセンターで売っていますが、
小松菜の苗はどこにも売っていません。
そんな理由からまずは苗を育てているところです。
実験に使える大きさになるまで数週間。それまで実験できません。
ましてや枯してしまったら、さらに予定が遅れます。
本実験は当然失敗できませんが、準備のための育苗でも失敗できない。
生き物相手なので仕方のないことですが、緊張が続きます。
ところでこの馴化温室は「壊れかけのラジオ」ならぬ、窓が閉まらない壊れかけの温室。
気温1度前後まで下がった夜や朝の冷気がそのまま流れこみます。
霜こそ降りませんが、苗も暑さと寒さのストレスを抱えているはず。
このところ花冷え。枯れずに育ってほしいものです。
さて4月の学校は健診や総会などの行事の連続です。
したがって今週も来週も課題研究は週に1回だけ。そしてGW突入。
どう時間配分して予定通り進めるか。マネージメントの腕が試されます。