
環境班の本拠地である馴化温室脇にある
直径60cmはあろうかという大きなプラ鉢。
ここから今年も季節を告げる植物が顔を出して来ました。
ご存知、ふきのとうです。これはかつてふきを遮光栽培して
シュウ酸の極端に少ない生食用ふきを開発するためにフローラが栽培したもの。
茎が成長するのに合わせて、背景に写っているもみ殻を足して遮光しました。
フローラは解散してしまいましたが、
ふきは毎年このように花を咲かせ彼らを思い出させてくれます。
さてこのふきは何という種類でしょうか。
「秋田ふき」といいたいところですが違います。
これはラワンブキという北海道足寄町(アショロ)の在来種。
足寄町は松山千春さんだけじゃなく、フキも有名なんです。
日本で一番大きな巨大ふきといわれ、川の両岸に生えているそうです。
よくふきの葉を傘にする子供たちの写真を見ますが
これは楽々と大人用の傘になります。
ところが環境班のラワンブキは確かに太いのですが大きくはなりません。
鉢という限られた中で生きているためか、はたまた栄養や水不足が原因か。
おそらく答えはどちらもだと思います。
ふきはつくしと同じで、花が咲いてから葉が出てきます。
今年は久しぶりに肥料でも与えてみましょうか。