
2020年度の出校も昨日で終わり
名農生はこれからしばし春休みに入ります。
「じっくり休んで4月のスタートに備えましょう」といいたいところですが
名農は農業高校。もう農場では栽培の準備が始まっています。
そのため春休みといえども名農生は時々ですが出校して農作業の準備にあたります。
もちろん課題研究も同じ。環境システム科では2年生も3年生も2日間実習する予定です。
ここは環境班の本拠地である馴化温室。たつ鳥跡を濁さず。
卒業したハンターズによってきれいに整理整頓されています。
環境班といえば一人一研究が流儀。これは2021年度も踏襲される予定です。
さて今年で活動13年目を迎える研究班にはたくさんの資材のストックがあります。
栽培用具や測定機器はもちろん、大量の水槽やクーラーなどのアクアリウム関連の装置、
PTOHINICS時代に集められた様々な波長のLEDライト、
なかにはFINALフローラが使ったライフジャケットなんかもあります。
それを知っている他の研究班。研究が本格的に始まる5月頃になると
いつもいろいろな機材を借用したいと馴化温室にやってきます。
わざわざ購入したり学校に取りに行かなくても、ここに来ると
なんでも揃うと思っているようです。まさに農場にある研究資材の便利屋さん。
そんな環境班ですが、2年生の新テーマが決まるとやはり足りないものが出てきます。
原則、9月にはすべての研究をほぼ終わらせるのも長年続いている環境班の流儀。
そのためには4月始まったらすぐ、ジェットスタートを切らなければなりません。
それを成功させるのは周到な実験計画と資材の調達。
30日は課題研究の第1回目のミーティングとなり、半日かけて決めたテーマの
具体的な計画が練られ、必要物品のリストアップが行われます。
果たしてどんな資材の注文が入るのでしょうか。